HOME ReportLive Report「FIND OUT&HOORAY HOORAY FRIDAY present NATSU FES.GO-GO! vol.7」@CLUB ROCK’N’ROLL 2018/09/27

「FIND OUT&HOORAY HOORAY FRIDAY present NATSU FES.GO-GO! vol.7」@CLUB ROCK’N’ROLL 2018/09/27

次世代の名古屋のライヴシーン担う3バンドが集う!

2016年より開催されている「NATSU FES.GO-GO!」。ZIP-FM「FIND OUT」・「HOORAY HOORAY FRIDAY」にてナビゲーターを務める白井奈津が主催するイベントであり、今年で7回目となる。この日迎えたのは「FIND OUT」の番組内で“MONTHLY CLOSER”を務めたハローモンテスキュー・The Shiawase・Makiの3バンドだ。

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開演時間になり、会場にOP曲が流れると白井がフライング気味で登場。平日の夜にも関わらずライヴハウスにはすでに熱気が立ち込めていた。「皆さん、今日出演してくれる3バンドの中には初めて見るバンドさんもいると思うので、どんなバンドか紹介するために、前日に書いたの!」。そう言って彼女が披露したのはフリップだ。ナビゲーターの彼女だからこそ知るメンバーの豆知識と共に紹介していくオリジナルスタイルでイベントは進行されていった。

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「メンバー全員が機材車をぶつけたことがあるほどのポンコツ!」と白井から思わぬ暴露をされたのはこのフェスのトップバッター、まるで青春漫画から飛び出してきかのような4人組・ハローモンテスキュー。一曲目から708/残響P(ギター)が手拍子を促せばたちまちフロアから手拍子が湧き上がった。「ライヴハウスは非日常的な場所だから最後まで楽しんで」とはたけ(ヴォーカル/ギター)がクールな表情で客席へ挨拶をする。透き通った歌声と切なさを持ち合わせた楽曲と共に、スピード感のあるステージが続いた。演奏していくにつれて、はたけが最初に見せていたクールな表情は徐々に笑顔になっていく。そしてラストには満面の笑みで「ありがとう!」と言葉を放つまでに変化した彼女の姿からひとつのストーリーのように思えたライヴだった。

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続いて登場したのはスリーピースロックンロールバンドThe Shiawase。味卵をこよなく愛する山本真綺(ドラム)が今年開催された未確認フィスティバル・ファイナルステージにて、蔦谷好位置賞を受賞している。「このバンド、こうやって言えばとにかく喜ぶから!」と白井が伝授してくれた“ブルース・プレイ・ベイベー”を合言葉に彼らのステージがスタート。仲井陸(ヴォーカル/ギター)の堂々たる歌い出しから「平成アロハ航路」をプレイ。オーディエンスは思い思いに体を揺らす。メンバー3人の息のあったパフォーマンスから目が離せない。MCになるとパワフルなドラムパフォーマンスを披露していた山本が、優しい語り口で話し始める。彼女のギャップに頰が緩み、柔らかい表情で話を聞くフロア。その光景がとても印象的だった。「僕たちのライヴは、手あげなくていいんで。ここ(心)で聴いてください」と仲井の言葉を合図にライヴ後半に差し掛かると、息を飲むステージングが展開された。しっとりとした楽曲と、感情が溢れ出すような仲井の歌声が響き渡ったのだ。繊細なプレイと3人の人柄をも虜にさせられたアクトだった。

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最後に登場したのは名古屋発3ピースロックバンド・Maki。堀北真希が好きだからという理由で付けられたバンド名。白井が「響くんのお父さんいますかー?」とフロアに声を掛けると応募して当選したという山本響(ヴォーカル/ベース)の父も姿もあった。そんな彼らが登場するやいなや、「ライヴバンドが来たぞー!!」と山本が煽り立てる。すでに温まったフロアからは大歓声と共に、何処からともなく拳が突きあがる。小さいライブハウスということもあり、お客さんと目を合わせながら歌う彼の姿は一方的でなく、まるでコトバのキャッチボールをしているようだった。その後も自らライブバンドと自負しているだけあり、疾走感のある力強いステージが続く。「俺らはライヴバンドだから。ライヴでしかわからない物を見せつけて帰ります」と山本が告げると、今ステージでは新曲を2曲披露した。これからの彼らの成長を大きく期待させると共に、何年経ってもライブハウスで見たいと思えるパフォーマンスだった。

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全てのステージが終わり再び白井が登場。「ラジオというメディアは楽曲だけでなく人柄をも知ることができるメディアだと思う。そして、ライヴが良かったなと思ったバンドさんがいればCDを手にとってみてください!是非とも物販へー!」と挨拶すると、このイベントの幕は閉じた。

ラジオ番組主催のライヴということもあり、白井の言葉通り楽曲だけでなくメンバーの人柄をも知りたいと思えるライヴステージであった。若さだけでなく各バンドのライブへの溢れ出る情熱を感じるステージングであったと同時に、自身と同世代の彼らの更なる活躍が待ち遠しい。

(文:中西亜美)

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