HOME ReportLive Reportコトリノループトリノ@渋谷TSUTAYA O-CREST 2017/09/25

コトリノループトリノ@渋谷TSUTAYA O-CREST 2017/09/25

温かな『LIFE』の誕生を祝って

2017年9月25日、渋谷TSUTAYA O-CREST。コトリノループトリノのおよそ2年振りとなる音源、『LIFE』のレコ初ライヴには、月曜日の夜にも関わらず多くの人が集まった。

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穏やかなSEと共に、「よろしくお願いしまーす!」とステージに現れた4人。ドラムのカウントと軽快なギターから始まった1曲目は「終着点を探して」だ。中川浩輔(ヴォーカル/ギター)の澄んだ声が、真っ青な照明と共にフロアの隅々まで照らしていく。ゆるやかに歩を進めるようなドラムに合わせ、オーディエンスからは早くも手拍子が起こった。続く2曲目の「世界へ」は、どこか混沌としたギターから開けたサビへの展開が印象的な曲だ。〈世界に一つでも争いのない国があるなら 明日を描くために国境を越えよう〉と中川、村田隆嘉(ギター)、竹村拓馬(ベース)の声が重なり豊かなコーラスを紡ぎ出すと、一緒に口ずさむオーディエンスの姿もみられた。明るいサウンドを象徴するかのような、メンバーの嬉しそうな表情も印象的だ。

「本日、1stフルアルバムをリリースしました!長かったですけどあっという間でしたけど長かったですけど…(笑)」と、前作からの2年を振り返る村田。この日は25日ということで「今日は給料日の人もいますよね。買ってくださいね!」とオーディエンスにおねだりをすると、やわらかな笑いが起こった。

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「あるヒーローの歌を聴いてください」と歌われたのは、「λ-ラムダ-」。〈自分の無力さを恨み 嘆いた〉という歌詞とは裏腹に、温かなギターとやわらかな声から始まる。優しげな音が、O-CRESTを包み込むように響く。〈この運命は変えれないの?〉と歌う最後の一篇からのコーラスが物悲しくも美しく、曲の終わりにむけて崎谷勇人のドラムが速度を緩めていくのがもったいないと感じたほどだ。

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そのまま「アルバムから一番盛り上がる曲持ってきました、手拍子お願いします!」と中川が煽り「平行線」が始まると、それに応えるように再び手拍子が巻き起こった。明るい照明に呼応するかのようなポップなメロディに乗るのはどこか切ない歌詞だが、演奏する4人の表情はとても楽しげ。中盤の村田のギターソロが、O-CREST全体をこの曲の物語へと抱き込んでいく。フロアで手を叩くオーディエンスにも、笑顔が目立った。

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「今日は心臓がいつもより速くて、曲がすごく遅く聴こえる」と話す中川(村田曰く「楽しい時はそうなる」とのこと)。『LIFE』というアルバムには、「(前作から)今までの2年の”人生”を詰め込んだ1枚」そして「じっくりと時間をかけた1曲1曲が”生き物”」と、2つの意味を込めたという。この日のライヴの最後に彼らが演奏したのはその『LIFE』から「カゲロウ」だ。スピード感のあるベースとドラムに乗せられた明るい音楽が、終わりゆくライヴの一瞬も逃すまいと駆け抜ける。穏やかで、それでいて強い光を放つ彼らの『LIFE』はこの日、彼ら自身の想いをしっかりと乗せて、全国各地のリスナーの元へと飛び立っていった。

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(文:小島沙耶 写真:ひろ。)

セットリスト
1. 終着点を探して
2. 世界に
3. λ -ラムダ-
4. 平行線
5. カゲロウ

 


 

ライヴスケジュール

・2017年10月25日(水) 東京/渋谷(路上)
詳細は当日Twitterにて

・2017年10月30日(月) 愛知/名古屋APOLLO BASE
「〜コトリノループトリノ 1st Full Album 『LIFE』リリース記念イベント〜  HOME BASE」
w/ Mona Monica / postman / MINAMIS / 久世悠喜(ex.Bob is Sick)

詳しくはオフィシャルサイトまで

チケットぴあ 中部・北陸

Official Site

www.kotorinolooptrino.com

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