HOME ReportLive ReportADAM at「Echo Night Tour 2017」@NAGOYA CLUB QUATTRO 2017/06/15

ADAM at「Echo Night Tour 2017」@NAGOYA CLUB QUATTRO 2017/06/15

ADAM atの世界へようこそ!躍動する音楽に浸る時間

1月にリリースした3rdフルアルバム『Echo Night』をひっさげてワンマンツアーを行ったピアノセッションバンドのADAM at。今回はファイナル目前となった名古屋クラブクアトロでの公演をお届けする。イベントでも出し惜しみは一切なしでファンを着実に増やしているが、ワンマンではその世界をじっくりと味わうことができた。

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平日ということもあり19時半と遅めのスタートで、会場には仕事を終えたと思しきアダルトな層がゆるゆると集まり始めた。開演時間になってメンバーが所定の位置につき、玉田が奏でだしたのは「韻と楼」。鍵盤の響きはなめらかになったり、重くなったりと流動的だ。アルバムのイントロでもあるこの曲は静謐な響きで、アコースティックな音色に「ADAM atの世界へようこそ」と優しく誘われるようだった。

「名古屋クラブクアトロ、久しぶりでございます!バイト休んだ人も、仕事休んだ人も、テスト勉強サボって来た人も…何やってんだ(笑)!ADAM atのライヴ、始めます!」。いつものように笑いの場を作ったあとはアッパーな楽曲群を繰り出した。ベースラインが飛び跳ねる「春夏秋冬山猫囃子」、はつらつとした「Tall Sun」。躍動感ある音に揺さぶられるまま、お客さんも自由に踊っている。

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「断りづらい先輩に誘われて来た方もね、ありがとうございます!もう、1~2曲目で汗がすごい、更年期はダメですね~」と始まったMCタイムは、メンバーいじりと滑りまくった下ネタを丸め込むようにして「Oroppas」へなだれ込んだ。スリリングなキーボードのフレーズに呼応してフロアのテンションも上がり、ステージの5人も汗が滴る演奏でヒートップしていく。玉田は立ち上がりながら演奏し見事な指さばきを見せたり、メンバー同士で顔を見合わせるその表情から楽しさがにじみ出る。サイケな音色にミラーボールが輝いた「EDENA88」、けだるく乾いたサウンドが色気を感じさせる「ミュー」などを経て「スウィートホーム」でひとつの山場を迎えた。クラシカルにダンサブルにと緩急のある展開にお客さんの腕もいっそう高く突き上がった。

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「盛り上がってますかー!今こうしてる間にも名古屋駅には沢山の電車がやってきて、中央線にいくのか、東海道線にいくのか…」。中盤に用意された長めのMCは鉄道オタクらしいトークでフロアを置いてきぼりにしつつ、「(演奏)始めたくないな~、だって終わっちゃうんだもん」とコメントして賛同の歓声を浴びた。どこか素朴で懐かしい「あきあかね」、やんちゃで愛らしい「My Fairy Day 」など、多彩な表情のアルバム収録曲から始まった後半戦では、PHONO TONESとのスプリットアルバム『Dr.Jekyll』からも「Dear Mr. Morning 」と「カラクサロケット山手ガール 」を演奏。いつもよりザラっとした質感で、よりバンドらしいグルーヴを感じられる仕上がりにわくわくさせられた。

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「踊る準備はいいですか!」と玉田が叫んでからは怒涛のクライマックスへ。メンバーは体を揺らしながら演奏し、フロアのうねりも激しさを増していった。ササキヒロシ(ギター)がひときわ大きく咆哮した「MONOLITH 」から、間髪入れずに「五右衛門」とライヴの十八番が立て続けにプレイされお客さんの盛り上がりは最高潮。大きく足を開き、食い入るように鍵盤を弾く玉田は見えない何かに突き動かされているよう。「この後アンコールあるけど、ないつもりで思いっきり暴れるぞ!」と不敵に笑った「Echo Night」でダークな高速フレーズがバチバチ火花を散らすように響き、理性が吹きとぶ盛り上がりのなか本編がしめくくられた。

ツアーグッズにお色直しをして登場したアンコールでは、キューピーマヨネーズのCMソングを披露するサービスから始まり、「Silent Hill」「六三四」とダメ押しのようにキラーチューンを連発。そして「オマケの一曲!」とヘヴィメタバンドよろしくギターがギャンギャン鳴く「ヤマネコア」でラストを迎えた。お客さんが楽しむことを第一に考えているだろうADAM atのライヴは、プレイヤー自身が誰よりも楽しそうなのも魅力のひとつ。生身の音楽に身体が突き動かされる喜びを、ライヴを観るたび教えてくれるのだ。

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(文:青木美穂 写真:郡元菜摘)

 

セットリスト
1. 韻と楼
2. 春夏秋冬山猫囃子
3. GO TO THE LAKE
4. Tall Sun
5. Oroppas
6. EDENA88
7. ミュー
8. やまねこ神楽
9. スウィートホーム
10. あきあかね
11. Rosetta
12. My Fairy Day
13. Dear Mr. Morning
14. カラクサロケット山手ガール
15. Arabesque
16. MONOLITH
17. 五右衛門
18. Echo Night
EN1. Silent Hill
EN2. Karakusa Trick
EN3. 六三四
EN4. ToT
EN5. ヤマネコア

 


 

ADAM at × PHONO TONES『Dr.Jekyll』『Mr.Hyde』発売記念インストアライブ
・2017年9月1日(金)東京/タワーレコード渋谷店4Fイベントスペース
・2017年9月3日(日)神奈川/タワーレコード横浜ビブレ店イベントスペース

ツアースケジュール

「ADAM at × PHONO TONES『ジキルとハイド』ツアー2017」
・2017年10月28日(土)東京/代官山UNIT
・2017年11月10日(金)愛知/名古屋JAMMIN’
・2017年11月11日(土)静岡/磐田FMステージ
・2017年11月18日(土)長野/伊那GRAMHOUSE
・2017年11月19日(日)石川/金沢GOLD CREEK
・2017年11月24日(金)京都/京都磔磔
・2017年11月26日(日)神奈川/横浜F.A.D

ライヴスケジュール

「踊られる音~ADAM at × ”tsukuyomi”~Special 2 Man Night」
・2017年8月25日(金)東京/月見ル君想フ
w / “tsukuyomi” feat.木村イオリ

「YOKOHAMA本牧ジャズ祭2017」
・2017年8月26日(土)神奈川/横浜本牧市民公園内野外特設会場
http://honmoku-jazz.com/

「DJダイノジとADAM at」
・2017年8月30日(水)愛知/豊橋club KNOT
w / DIST ONE TONE

「The 16th TOKYO JAZZ FESTIVAL」
・2017年9月3日(日)東京/渋谷
http://www.tokyo-jazz.com/

「中州JAZZ2017」
・2017年9月8日(金)福岡/中州
http://nakasujazz.net/

「小麦CAFE Pre.『ADAM at IN KOMUGI CAFE』」
・2017年9月9日(土)岡山/小麦CAFE

「JANUS Pre.『アダムとフォース』」
・2017年9月10日(日)大阪/心斎橋JANUS
w / TRI4TH

「EAT THE ROCK 2017」
・2017年9月23日(土)滋賀/滋賀県竜王町総合運動公園内ドラゴンハット
http://www.eattherock.com/

「BASSAN Pre『New Circle Rock』」
・2017年9月24日(日)愛知/安城RADIO CLUB
w / ササキヒロシ / The Hey Song
【アフターパーティー】
愛知/安城NEVER LAND
w / DJ BASSAN and more…

「マグロック2017」
・2017年10月1日(日)静岡/清水マリンパーク内イベント広場(エスパルス・ドリームプラザ横)
http://www.magurockfujisonic.com/magurock/

「DJダイノジとADAM at」
・2017年10月3日(火)東京/新代田FEVER
w / DJダイノジ

「TSUSHIMA BORDER ISLAND FES」
・2017年10月14日(土)長崎/対馬市 浅茅シーサイドパーク
http://tbif.asia/

詳しくはオフィシャルサイトまで

 

チケットぴあ 中部・北陸

Official Site

http://adamat.info/

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