HOME MusicArtistペンギンラッシュ(東海アーティストレコメンド 2017)

ペンギンラッシュ(東海アーティストレコメンド 2017)

遊び心とセンスが光る

ペンギンラッシュのライヴを初めて観た夜のことを思い出す。名古屋のとあるライヴハウスで、2人の女の子と出会った。まだどことなくあどけなさを感じたのだけれど、少しして、ステージに彼女らが現れた瞬間、ガラリと変わった大人びた雰囲気と演奏に、私はすっかり魅せられてしまった。

ギター、キーボード、ベース、ドラムから成るサウンドは、バチバチのギターロックとは一線を画した、ムーディーな響き。竹内浩太郎(ベース)と成田健太郎(ドラム)がカチッと作り上げた土台の上で、遊び心を散りばめるように杉野真結(キーボード)のキーボードが踊る。そして、落ち着いた歌声が印象的な鈴木望世(ヴォーカル/ギター)のリズミカルでありつつ時折ルーズになる歌い回しは、計算か生まれ持った才能か、痒いところに手が届くような気持ち良さがあり、癖になる。

例えるとすれば、キラキラした都会の夜景のような、垢抜けていて大人っぽくて、お洒落な音楽。ただ、”お洒落”というと何気なく聴き流せてしまう音楽も多いけれど、ペンギンラッシュには自然と体が揺れるリズムや、口ずさみたくなるメロディーといった楽曲の芯にも魅力がある。聴き終えた後に、”なんとなくお洒落”の一言では片付けさせない、濃厚な余韻を残してくれる。

初期メンバーとして高校生の頃から楽曲制作を手掛ける鈴木と杉野は今年で20歳。最近では、タワーレコードが未流通&デモ音源をウィークリーランキング形式で展開する「タワクル」企画にて、2ndシングル『yoasobi』が名古屋パルコ店の3週連続1位を獲得するなど、注目が集まっている。これから、まだまだ大人になっていくペンギンラッシュの可能性は未知数。彼女たちが夜の街の片隅で魅せる、とびきりお洒落な音楽と出会いに、ぜひライヴハウスへ。

 

ペンギンラッシュ

2014年、高校の同級生であった鈴木望世(ヴォーカル/ギター)、杉野真結(キーボード)を中心に結成。当時から、FUNK、JAZZ、POPsなどの要素を取り入れたオリジナル曲を制作し、新しいジャンルの開拓を目指す。2017年1月15日、2ndシングル『yoasobi』のレコ発ライヴにて、かねてよりサポートメンバーだった竹内浩太郎(ベース)と成田健太郎(ドラム)が正式加入し現体制に。同シングルは、タワーレコードが未流通&デモ音源をウィークリーランキング形式で展開する「タワクル」企画にて、名古屋パルコ店の3週連続1位を獲得し、エントリーから10週にわたり上位にランクインするなど、注目を集めている。現在、名古屋を中心に活動中。

Official Site

https://penguinrush.wixsite.com/penguinrush-official

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