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HoSoVoSo(東海アーティストレコメンド 2017)

ルーツへの敬意を示しながら、揺るぎない志を持つ

三重県桑名市出身のシンガーソングライター、HoSoVoSo(ホソボソ)。オフコースをルーツに持ち、小田和正、星野源、細野晴臣、高田渡などに影響を受けているという。彼が注目されるきっかけとなったのは、サカナクション・山口一郎だ。サカナクションがオーガナイズするイベント「NF」に関連したInterFM897での番組「TOKYO NIGHT FISHING」内で、山口により紹介された。数々の応募があったアーティストの中でHoSoVoSoが選ばれたのは、山口にとってのルーツとなるフォークに共鳴する音楽を彼が作っていたからだと思っている。

そう、HoSoVoSoの手がける音楽はフォークが基盤。アコースティックギター1本を中心としながら、グロッケン・口笛をはじめ様々な音で彩り、心地良い温度感を自然と保っている。彼が書く歌詞はメッセージ性のあるものではない。何気ない場面や心情を切り取った印象――まるで写真アルバムの1ページ1ページをゆっくりとめくっていく感覚が芽生える。そこへ柔らかいストロークを連想させるアコースティックギターの音色が加わると曲の風景がぐんと広がり、個人の物語が隣の人と寄り添い語り合える物語になっていく。彼の作る曲は、6畳くらいの部屋で完結する物語の閉塞感がありながら、窓を開けてその物語が外へと飛んでいく開放感という相反するものが隣り合わせにあるようなのだ。

「『同世代へのアンチテーゼ』をテーマにミニアルバムを作りました(ミニアルバム『街』セルフライナーノーツより)」と示していたり、Twitterなど所々で見せる発言であったり、彼には熱く揺るがない芯があることは明確。でもそのパッションのみで推し通さず、しっかりと自身の背景にある音楽を吸収して形にして伝える――彼の志の高さがシンガーソングライターとして体現している。ここ最近ではバンド編成でのライヴも多くなってきたという、HoSoVoSo。進化した曲たちを早く聴きたいと思う。

 

HoSoVoSo

三重県桑名市のシンガーソングライター。「でらロックフェスティバル2017」出演するなど名古屋を中心に、関西・関東へと活動の幅を広げている。2016年にInterFM897で放送されたサカナクションによるイベント「NF」関連番組「TOKYO NIGHT FISHING」内で、ギターヴォーカル山口一郎により紹介され注目を集める。1stミニアルバム『街』は自主制作でありながら、販売経路を拡大中。

Official Site

http://ho-so-vo-so.tumblr.com/

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