HOME ReportLive Reportcinema staff「SAKAE SP-RING 2017」@DIAMOND HALL 2017/06/03

cinema staff「SAKAE SP-RING 2017」@DIAMOND HALL 2017/06/03

ハタチだった当時を経て立つ、DIAMOND HALLのステージ

2008年振りにSAKAE SP-RINGに出演したcinema staffのアクトは、あっという間の時間だった。終始、限界値まで振り切った熱の応酬。昨日BOTTOM LINE でのワンマンライヴを見ていただけに、サーキットイベントという限られた中での演奏との明らかな違いに驚いたのだ。

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三島の挨拶を皮切りに「great escape」でスタート。重厚で好戦的なサウンドが襲いかかり、瞬時に会場を飲み込んだ。と同時に、辻友貴(ギター)を筆頭に体を目一杯使った演奏でバンドの士気を高めていけば、オーディエンスの興奮が渦巻くのだった。なだれ込むように「1、2、3、4!」のカウントから「theme of us」へ。途中、三島想平(ベース)が膝を付きベースを掻き乱すパフォーマンスに歓声が沸き立つ場面も。最初からフルスロットル、満塁ホームランを打ってやるという、気迫に満ちたステージングが繰り広げられた。ライヴを見る度に彼らの直情的なアクトには刺激を受けてきたのだけれど、この日は特にサウンド面において揺さぶられるものがあった。ずっと映画のクライマックスを体感しているような印象――始まりからすでに、凝縮された熱を余すことなく純度を保ったまま耳へと届いてきたのだ。それが曲を連投していっても維持しているのだから、さすがとしか言いようがない。

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3曲目「pulse」まで駆け抜け、一呼吸置き「今日はいろんな会場でやっているんですよね……」と飯田瑞規(ヴォーカル/ギター)が口を開いた。「今年30になるんですけど、人生の半分バンドをやってて。サカスプに出たのはいつだっけ?」と他のメンバーと振り返る。シネマにとって初のサカスプはCLUB Zionというライヴハウスで、それは10年前、自分たちはハタチであったこと。集まってくれたお客さんは20人くらいしかいなかったこと。4人で語るうちに当時の思い出がよみがえり「こうやって、DIAMOND HALLでやらせてもらえてることが感慨深いです」と飯田は噛み締めた。

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MCを経てラストスパートをかける。久野洋平(ドラム)の音から始まったのは「熱源」。まるでドクドクと脈打っているようなドラムが会場に響く。生々しく突き刺さるサウンドに胸が熱くなったのは、私だけじゃなかったのだろう。オーディエンスがステージへと密集する光景が目に入ってきた。そして「僕たち」で最後を迎えた。1曲目から放出し続けていたエネルギーを、最後の最後まで出し切るバンドサウンドに圧倒される。音の洪水で混沌とする中でも飯田の声は突き抜け、その歌に耳を奪われた。そして「またお会いしましょう」と三島の言葉を残し、4人はステージを去った。

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(文:笠原幸乃 写真:古川喜隆)

セットリスト
1. great escape
2. theme of us
3. pulse
4. 熱源
5. 僕たち

 


 

ツアースケジュール(※終了分は割愛)

「『熱源』 Release tour『高機動熱源体』」
・2017年7月8日(土)北海道/BESSIE HALL
w / サイダーガール
・2017年7月9日(日)青森/青森Quarter
w / サイダーガール
・2017年7月15日(土)神奈川/横浜BAYSIS
w / yonige
・2017年7月16日(日)群馬/高崎club FLEEZ
w / My Hair is Bad
・2017年7月17日(月・祝)埼玉/HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3
w / My Hair is Bad
・2017年7月28日(金)東京/恵比寿LIQUIDROOM

詳しくはオフィシャルサイトまで

チケットぴあ 中部・北陸

 

Official Site

http://cinemastaff.net/

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