HOME ReportLive Report0.8秒と衝撃。「SAKAE SP-RING 2017」@SPADE BOX 2017/06/04

0.8秒と衝撃。「SAKAE SP-RING 2017」@SPADE BOX 2017/06/04

駆け抜けた、異端で有り続けたバンド

活動休止することを発表した0.8秒と衝撃。にとって、この日出演したサカエスプリングが、名古屋でのラストライヴとなった。初めて彼らと出会ってから、初めての名古屋でのライヴ、大規模フェスでの出演、さまざまな彼らを見てきたが、この日のライヴは最高だった。最高だったからこそ、これが最後という事実が、ただただ寂しい。これほどまでに真摯に音楽に向き合い、観客に向き合ってきたバンドはそうはいない。日本の音楽シーンで異端であり続け、叫び続けた0.8秒と衝撃。との旅が終わってしまった。

170604_08byou_yoshi-54

名古屋の繁華街を中心に展開されるサーキットイベント「サカエスプリング」の2日目、新栄にあるスペードボックスのトリに登場した彼ら。サウンドチェックでは、本番で演奏しなかった「KAGEROU」で会場を沸かす。暴力的に疾走感の強いビート、歌詞が多い彼らの曲の中でも、塔山(ヴォーカル)とJ.M.(ヴォーカル)2人のヴォーカリストとしての魅力が詰まった曲だ。途切れないJ.Mの声にカットインしてくる塔山の技術は、さすがというところ。自然と本番への期待が高まっていた。

0.8秒と衝撃。 0.8秒と衝撃。

ステージでは、塔山がいつものように会場になだれ込み、サークルモッシュの指示をして自身も一緒になって走り回るなど、会場を煽り続ける。この日のライヴは、音も最高に素晴らしかった。ステージからは最後にかける緊張感をひしひしと感じたし、会場はこの瞬間を楽しもうという気持ちに溢れていた。

0.8秒と衝撃。 0.8秒と衝撃。

途中のMCでは、名古屋に初めて来たのがこのサカエスプリングだったことなど名古屋の思い出を語る場面も。そのころからずっと彼らを見ていた自分としては、この時点でもう撮影なんてどうでもいい、この瞬間を忘れたくない気持ちで、カメラを置いてしまった。

0.8秒と衝撃。

アンコールは、「ビートニクキラーズ」と「POSTMAN JOHN」。初期の曲であり、私自身大好きな曲だ。もうこのあたりは写真に残すよりも自分の心に刻みたかった。カメラを持つことなく、ただ踊っていたように思う。「POSTMAN JOHN」が終わり、ステージからメンバーが去っていったところで現実に戻る。あぁもうこのバンドは見られないんだと。自分たちの音楽を信じ、今の音楽シーンの流れに乗ることなく活動してきた彼ら。やはり、寂しい。残るライヴは大阪のイベントの1本となった。これまでの活動に、心からありがとうと言いたい。

0.8秒と衝撃。

(文・写真:古川喜隆)

セットリスト(原文ママ)
1. レボリュ。
2. 虹色の言葉
3. MadDrumming1
4. ボンゴとタブラ駆け抜けるリズム。
5. ブレイクビーツは女神のために
6. ARISHIMA MACHINE GUN///
EN1. ビートニクキラーズ
EN2. POSTMAN JOHN

 


 

ライヴスケジュール
「見放題2017」
・2017年7月1日(土)大阪/大阪ミナミアメリカ村周辺複数会場

詳しくはオフィシャルサイトまで

 

チケットぴあ 中部・北陸

 

Official Site

http://syooogeki.com/

ページトップへ