HOME ReportLive Report九十九「SAKAE SP-RING 2017」@RAD SEVEN 2017/06/03

九十九「SAKAE SP-RING 2017」@RAD SEVEN 2017/06/03

エネルギー爆発の30分、“生身の音楽”を鳴らすバンド

2日間に渡り開催され、栄の街を賑わした名古屋最大級のサーキットイベントSAKAE SP-RING 2017。その初日に、今季最注目の岡崎出身の4人組ロックバンド・九十九(つくも)が、自身初の全国流通ミニアルバム『GIRL MEETS BOY』を引っさげ登場した。リリースからわずか3日後のレコ発ライヴということもあり、4人の気合の入ったステージを一目見ようと、会場であるRAD SEVENには多くの人々が駆け付けた。

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人がぎゅうぎゅうに押し込められた空間にけたたましいSEが響き、「シックスセンス」からライヴがスタート。まめ子(ヴォーカル/ギター)が発した「踊れ!」の一言を合図に、骨の髄まで震えるような力強いビートが迫る。小柄で可憐な容姿からは想像しにくい、激情的で全身のエネルギーを爆発させるように歌う紅一点の歌姫、まめ子。その存在感は、見る者を瞬く間に彼らの鳴らす音の沼へと引きずり込んでいった。続く「SLIDER」では幾度となくOiコールが生まれ、挑発的に弦を掻き鳴らす牧孝奎(ギター)や天井すれすれに楽器を掲げる酒井健太郎(ベース)など、4人の激しいパフォーマンスは留まることなく加速していった。

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気付けば場内は身動きも取れないほどのオーディエンスが溢れかえっていた。そんな様子を見たまめ子は、「入場規制、ありがとうございます!」と高らかに一声。「ミニアルバムの初お披露目の日に、予想を超える人が来てくれて、めちゃめちゃうれしいです!私、小さいけど見えてますか?声は聞こえてますか?小さくても、最後までバチバチに声届けてくんで、お願いします!」と気合を新たに「ハヤテ」へ。人垣に埋もれ、まめ子の姿が捉えられなくなっても、その存在感は揺るがない。激しいリズムやサウンド、そしてオーディエンスたちの歓声の中でも、彼女の声は常に中心に君臨し、悠然とそれらを掌握し率いていった。

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これでフィニッシュかと思うほどの勢いで駆け抜けた「ニヒル」を経て、駄目押しのラストナンバー「電光石火」。イントロからダイバーが飛び出す狂乱っぷりにまめ子は満足げに口角を上げる。ついには、自らもオーディエンスに肩車されフロアの中央へ繰り出し、その場でシンガロングを求めると、そのまま人垣にダイビング!底なしの圧倒的なエネルギー、まさにバチバチなライヴで以って観客を虜にし、颯爽とステージを去っていった。骨の髄まで響き、体の奥まで雪崩れ込んでくるような“生身の音楽”を鳴らす九十九。彼らは只者ではない。

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(文:岡部瑞希 写真:古川喜隆)

セットリスト

1. シックスセンス
2. SLIDER
3. 知らぬが仏
4. ハヤテ
5. ニヒル
6. 電光石火

 


 

ライヴスケジュール

・2017年7月15日(土)愛知/岡崎 CAM HALL

「OKAZAKI ROCK 7DAYS 2017 前哨戦 ~acoustic~ 」
・2017年8月11日(金)愛知/岡崎 CAM HALL

「OKAZAKI ROCK 7DAYS 2017【Wipe your tears】 」
・2017年8月24日(木)愛知/岡崎 CAM HALL

「Girl meets boy,meets TOUR」
・2017年7月8日(土)大阪/三国ヶ丘 FUZZ
・2017年7月16日(日)東京/渋谷 乙-kinoto-
・2017年8月26日(土)愛知/APOLLO BASE

 

詳しくはオフィシャルサイトまで

 

チケットぴあ 中部・北陸

Official Site

http://www.tsukumo2014.com/

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